すごいよ同人誌!!!!(初めて同人誌を買った人の感想)
突然だけど、同人誌ってすごくない??
あっ、同人誌って聞いて、「ワッエロい雑誌だ!!」だと思ったでしょ??
あまーーーーーいーーー!
文豪の墓地の方角に向かって悔いてください!
もともと、同人誌は、
文学、小説、俳句、短歌の同好の士が発表の場を求めて自費で雑誌を刊行した同人雑誌(どうにんざっし)に始まる (ウィキペディアより)
ものであって、明治時代から始まった文化なんですね。
代表的なのは「白樺」なのかな?
武者小路実篤とか志賀直哉とか、たぶん義務教育で何となく習った文豪が執筆していたわけです。
現代の同人誌はいわゆる「エッチな二次創作」も多いけど、その一方でコミケでは「最強の文房具を調べてみた」とか「冷房をつけっぱなしにするといくらかかるのか」なんていう、どこからそのパッションが生まれるのか?(褒めている)というニッチな冊子も頒布されていたりするわけです。
だから、「同人誌 = エッチなもの」という認識は正しくないんです。
この認識が、「同人誌」について語ることの一種の障壁になっている気がするんですよね。
まあ、私が購入したのは
エッチな同人誌なんですけどね!(ニコ!)
前振り長すぎました。ほんとにね。
偉そうにつらつら書いてきたけど、実はあずちゃん、つい最近同人誌を初めてGETしたのよね。(オタク歴は長いけれど)
そんなあずちゃんが、初めて同人誌を手にして、「ここがスゲエよ・・・!」と驚きびっくり大興奮したポイントをお届けしたいと思います。需要があるかは知らん。
ポイント1:装丁スゲエ
初めて同人誌を手にしたとき、最初に思ったのがこれ。
同人誌初心者のくせ、一気に8冊くらい買ったんだよね。
もうね、8冊全部装丁が違う!!!
表紙に使われる紙も、つるつるなものやマットなもの、ぼこぼこのものなど、ほんと種類が豊富。
紙質で本の印象ってだいぶ変わるよね。
やっぱつるつるなものは上品な感じになるし、マットなものはシリアスものかな?というかんじ。ぼこぼこだとちょっとあったかくてポップだよね、ギャグ向け??
そしてね、箔押しとかも入ってたりするのよ!きらっきらなの!
同人誌自体キラキラしてるのに(これは幻覚)、表紙までキラキラしてんのかーーーい!!(これは現実)
あとね、今回買った同人誌はB5が多かったんだけど(ジャンプサイズ?)、いい紙使ってるから、表紙の色乗りがサイコウ!
今まで表紙がきれいと思ったことあまりなかったんだけど(ジャンプだと髪質が悪いし、コミックだとサイズが小さいもん)、同人誌買って、
なんか、すごい、「美術・・・!!」
と感動した。
やばいまだ表紙の話しかしてない。次いきましょう。
ポイント2:価格がスゲエ
同人誌の価格って勿論幅はあるけど、30Pだと500円~700円くらい?
「高いやん・・・」と思った方!うんうん、気持ちはわかります。
ところがどっこい!!!これめちゃくちゃ安いで!!!!ハッケヨイ!
あずちゃん試しにね、ある印刷会社さんのHPで同人誌印刷・製本の見積もりしてみたのよ。
すると・・・
10冊刷ると、9,500円 (1冊950円)
30冊刷ると、14,000円(1冊470円)
というわけで、
印刷・製本の時点でめちゃ高―――い!
そりゃあ少部数だからね!
見積もりは、一番安そうな装丁を選んだので、箔押しとかいれるともっと高くなるのです・・・(ごくり)
これにさ、イベント参加費とか移動費とかかかるでしょ?
エッ赤字・・・???
赤字になりながら、本を頒布してくれているの・・・?
いや、これは安いとしか言えないよね・・・
ちなみに、通販サイトで購入すると、普通にイベント頒布価格より2倍くらいする。
利益取ろうとすると、そりゃあそうなるよね・・・それが普通だよ・・・
(でもと○のあな愛しています!昨日もポチッたよ、ほんとありがとうね!!!)
もうここまで考えると、ホラ、
「同人誌、安い・・・」
としか呟けなくなるはず。んだ、安いんだ
ポイント3:内容が凄い
いやね、どの同人誌もなんだけど、ホントストーリー展開がすごい・・・!
同人誌ってただエッチしているだけじゃないんです、っていうか大体がエッチしているページのが少ないがな!(でもエッチメインもよきです、もっとください)
もうね、起承転結すごいきちんとしてるの。
無駄なコマ一つもないの。
このブログみたいに無駄に冗長じゃないの(ウッ)
え?どの教育受けたらそんなしっかりストーリー練れるの?日本国で教育受けました?
あとね、あずちゃん同人小説(二次創作)も好きなのよ。ストーリー性が凄いのは上記に同じなんだけど、それに加え、もうね、圧倒的に文字数がすごい。7万字とか書くんだよ!?!?
7万字ものストーリーを展開できる構成力、あと書ききれる忍耐力がすごいよ・・・
あずちゃん1年かけた卒業論文だって2万字しか書いてないからね・・・最後のほう「ウワーーッころしてくれーーーー!!!」ってなったし
しかもね、怖いのが、この同人作家さんたち、普通に仕事して普通にそのへんで仕事しているのよ・・・
このストーリー力とか忍耐力とか、そもそも本を1人で発行できるスキルを有した人が、
あなたの職場でホチキス止めとかしているかもしんないわけよ・・・
こわくない!?!?
えっホチキス止めとか私がやるから、そのスキル遺憾なく発揮して!?って思う。切実に
つかれた
いやなんか暴れ狂いながら書きましたが、初めて同人誌を手にした私が抱いた衝撃はこんなかんじです。書きすぎた。疲れた。
もちろんね、同人誌、というか二次創作がグレーゾーンなのはわかっているのよ。作者さんや出版社が目を瞑ってくれているから、こうやって大きな文化に育ったと思うの。
でも、日本の”底の深いオタク文化”って少なからず二次創作も貢献していると思うんだよね。
同人誌っていわば、”作品について友達と語り合う”ことだと思うので。
自分が作品を読んで感じたことを本にして、他人と共有して、考えが深まったり共感しあったり・・・、そうして、皆で手を取り合って、抜け出れない沼にどんどん沈んでいくのでは、と思うの。(ホラーかよ)
まあだから、二次創作はおおっぴらに言えないけれども、必要な文化だとも思うので、その魅力をちらっと書きたいなと思って、今回ブログ記事にしたわけです。
こんな世界もあるんだな~~~と思ってもらえばうれしいな。
そして、もし同人作家さんがこのブログを読んでたら・・・いつも本出してくれてありがとう!!!あなたはすごい!!!!!私には本だす想像力も忍耐力も計画性もない!!!もう類まれなる才能なので、自分スゲエと思ってください!!!!!
長くなったね!おわるか!ソンジャマカ~~~~